INTERVIEW

試合後のコメント

2021年03月15日 | 取材日:2021年3月14日

ジャパンラグビートップリーグ2021第4節 vsリコーブラックラムズ戦のレポート

3月14日(日)、開幕3連勝中のコベルコスティーラーズは東京・駒沢オリンピック公園総合運動場にてリコーブラックラムズと対戦した。
この試合が今シーズン初出場となる共同キャプテンの日和佐選手は「リコーはフィジカルが強いチームです。フィジカルバトルで負けずにファイトし、1点差でもいいのでしっかり勝利をものにしたい」と必勝を誓った。また、第3節でのタックルが危険なプレーと判定され、今節から4試合出場停止となったナエアタ選手に代わり、大学1年の時以来だというNo.8のポジションに入った橋本(大)選手は、「相手のフィジカルを全面に出したプレーに負けずに、神戸の的を絞らせないアタックをしたい」と意気込んだ。

ファーストステージで唯一の関東開催となった一戦。会場には4000人を超すラグビーファンが集まった。
試合はリコーのキックオフでスタート。強風が吹く中で風上に立ったコベルコスティーラーズは、序盤からペースを掴み、リコー陣深くまで攻め入る。8分、相手の反則により、ゴール前マイボールラインアウトのチャンスを得ると、力強くモールを押し込んで、HO平原選手が先制のトライをマークする。13分、カウンターアタックからオフロードパスをつながれ、トライを献上。ゴールキックも決まり、5−7と逆転を許す。しかし、試合はまだはじまったばかりだ。リコー陣22mライン付近に蹴り込んだキックオフのボールを相手選手がノックオンすると、17分、神戸ボールのスクラムからSH日和佐選手、CTBバックマン選手へとつなぎ、バックマン選手が大外に立つWTB山下(楽)選手ヘロングパス。パスを受けた山下(楽)選手が力強い走りでゴールラインまで駆け抜け、10−7と再びリードを奪う。さらに、22分には、先制のトライと同様に、相手の反則からゴール前ラインアウトのチャンスを得ると、モールを押し込んで、LOレタリック選手が右隅へとトライを決める。難しい角度のゴールキックをSOパーカー選手が決め、17−10に。その後、何度も相手陣に攻め込むが、固いディフェンスの前にゴールラインを割ることができない。逆に、36分、平原選手のプレーが危険なプレーと判定されシンビンとなり、一人少ない状況になってしまう。残り4分、自陣での戦いを強いられるも、なんとかしのいで17−10で折り返した。

風下の後半。開始早々、ハーフライン付近で反則を犯すと、自陣ゴール前で相手ボールラインアウトのピンチを迎える。4分、地元ファンの声援の後押しを受け、リコーがモールを押し込んでトライ。ゴールキックも決まり、17−14と差を詰められる。シンビンが解けた平原選手がグラウンドに戻り、ここから一気にギアを上げたいところだが、ディフェンスの圧力を受け、アタッキングラグビーを展開することができない。15分、リコー陣ゴールライン際まで迫りながらもボールを奪われ、キックを織り交ぜた攻撃でトライを許してしまう。ゴールキックも決まり、17−19と追いかける展開に。ゲームの主導権を奪い返そうとコベルコスティーラーズはパスをつないで攻撃を仕掛けるも、最後にミスが出て取り切ることができない。22分には、リコー陣22mライン付近マイボールラインアウトからBKへと展開し、CTBラファエレ選手がインゴール左隅へと飛び込んだかに思えたが、寸前のところで相手にグラウンディングを阻まれ、トライならず。その2分後にも、ゴール前スクラムからの攻撃でゴールライン直前まで前進するが、相手にボールを奪われる。この日はゴールラインが遠い。勝敗の分かれ目は、29分にやって来た。リコー陣22mライン付近神戸ボールのラインアウトからFW、BK一体となった攻撃を仕掛けると、リコーがゴール正面でオフサイドの反則を犯す。ここでコベルコスティーラーズは、今シーズン初のPGを選択する。パーカー選手に代わってグラウンドに入ったルーキーのSO李選手が落ち着いてこのキックを決め、20−19で逆転。残り10分、息を飲むような攻防が続いたが、なんとか逃げ切り1点差でノーサイド。コベルコスティーラーズは連勝を「4」に伸ばした。

試合後、ディロンヘッドコーチは「タフな試合になりました」と切り出した後、「相手のフィジカルに圧倒され、うまくいかない状況が多かったですが、最終的に勝つことができました」とまとめた。共同キャプテンの日和佐選手は「トライを取れるところで取り切ることができなかったことが自分たちの首を絞める結果になりました。最後のパスの精度やしっかりグラウンディングすることなど、もう少し丁寧にできていたら、また違った展開になっていたと思います」とコメント。攻守で高いワークレートを見せ、マンオブザマッチに選ばれたバックマン選手は「いい形で試合に入ることができましたが、その後、相手からプレッシャーを受けミスが出てトライに結びつけることができませんでした。なんとか勝利で終えることができ良かったです」と笑顔を見せた。

リコー戦は、冒頭の「1点差でもいいので勝利をものにしたい」という日和佐選手の言葉通りの展開になった。「難しい風の状況で、相手から強いプレッシャーを受けました。そこで勝てたことは自信になります。この試合はプレーオフトーナメントに向けて、良い練習になりました」と日和佐選手は前向きに捉える。次節は、2週間後の3月27日(土)、東大阪市花園ラグビー場にて2勝2敗でホワイトカンファレンス4位のヤマハ発動機ジュビロを迎え撃つ。
優勝に向けて、これからもタフな試合は続く。

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