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-Long interview-

2021/06/10 | 取材日:2021年5月25日(鹿田選手)、2021年5月14日(レタリック選手)

退部選手インタビュー part.2 鹿田翔平選手/ブロディ・レタリック選手

鹿田 翔平SHOHEI SHIKATA

■1989年10月13日生まれ、広島県尾道市出身

■尾道高校→流通経済大学→尚武(韓国)→三菱重工相模原ダイナボアーズ→クボタスピアーズ→神戸製鋼コベルコスティーラーズ(2018年度入部)

■ポジション/HO

■2020−2021シーズンまでの公式戦出場回数/11

楽しいこと、嬉しいこと、悔しいこと…。
いろいろな経験ができた3年間になりました。
コベルコスティーラーズで過ごした3年間はどうでしたか?

「内容の濃い3年間になりました。ラグビー人生で初めて日本一を経験しましたし、今シーズンは2年越しの連覇を目指していましたがベスト8敗退という結果に終わり悔しさを感じました。また、チームにはワールドクラスの選手や同じポジションにもお手本となる選手がいて、彼らからたくさんのことを学べたことも良かったです。コーチ陣からは日本一になるための指導を受け、大きなプレッシャーをかけられたのですが、それを楽しまないと試合には出られないと思い、必死に取り組んできましたし、メンバーに入った時の喜びはひとしおでした。いろいろな経験ができた3年間になりました」

多くのことを学んだと思いますが、1つあげるとしたら、どういうことになりますか?

「DC(ダン・カーター)、ガズラ(ブロディ・レタリック)、ベンダー(ベン・スミス)といった世界で活躍する選手は、理由があるんだなって。あれだけの実績を持ちながら、それを鼻にかけず、フレンドリーな性格で、練習は人一倍やり、リカバリーもしっかりする。持って生まれた能力もあるとは思いますが、それに甘えずに誰よりも努力しているから世界一の選手になれるんだと思いましたね。そういう姿を間近で見て、ラグビーに取り組む姿勢を学びました」

コベルコスティーラーズに入ってから取り組み方が変わったのでしょうか?

「僕はサイズに恵まれているわけではないですし、身体能力が高いわけではないので、誰よりも練習をして、ようやくみんなと同じスタートラインに立てると思っていました。ただ、今、振り返ると、もっとできたことがあったように思いますし、もっと自分自身を追い込めばよかったのかなと。20代後半から頻繁に肉離れをするようになり、2年目には肩を怪我し、思うように追い込めない葛藤もありましたが、もう少しできたんじゃないかという思いはありますね」

公式戦11試合に出場されましたが、もっとも印象に残っている試合を教えてください。

「DCがトップリーグデビューをした『ジャパンラグビー トップリーグ2018−2019』第3節サントリー戦です。実はこの試合、僕の神戸でのデビュー戦でもあったんですが、誰も気付いていなくて…(苦笑)。試合後にロッカールームでザキさん(山﨑基生)から『おめでとう』と声をかけてもらったことが嬉しかったですね。あと、もう1試合は、同じシーズンのトップリーグ&日本選手権優勝を決めたサントリーとの決勝戦です。後半34分から出場し、日本一の瞬間をグラウンドで味わうことができ、とても感動しました」

山﨑選手は大学の先輩ですよね。山﨑選手の存在は大きかったのではないでしょうか?

「入部当初チームは有名な選手ばかりなので、馴染むことができるのか不安だったのですが、ザキさんが間に入ってくれて、先輩後輩かかわらず紹介してくれたんです。ザキさんのお陰でチームにすぐに馴染むことができました。ザキさんには感謝しています」

鹿田選手というとダン・カーター選手にちなんで、「シーカーター」というニックネームが広く浸透しました。

「DCの人気にあやかりました(笑)。DCのお陰でファンの方に名前を覚えてもらったように思いますね」

ラグビー以外で印象に残っていることとは?

「試合が終わった後にチームメイトたちと飲みに行ったことです。特にサントリーとの決勝戦の後の祝勝会は最高でした!日本一になった喜びを噛み締めながら、多幸感に浸りました。今シーズンはコロナの影響で飲み会自体が禁止されていましたので、そういう思い出を作ることができなかったことが残念です」

コベルコスティーラーズに期待することとチームメイトにメッセージを。

「今シーズンは準々決勝敗退という結果に終わりましたが、これをバネにまた強さを取り戻してほしいですし、このメンバーならそれができると思います。チームメイトに対しては、感謝しかありません。みんなから多くのことを学ばせてもらいました。また、このような素晴らしい環境でラグビーができたことにも感謝しています。この環境が当たり前だと思わずに、みんなにはこれからも日々感謝しながらラグビーに取り組んでいってほしいです」

では最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

「コベルコスティーラーズは多くのファンに愛されているチームです。皆様から顔を覚えてもらって名前を呼んでいただくことはモチベーションになっていました。3年間ありがとうございました。これからもコベルコスティーラーズの応援よろしくお願いします」

ブロディ・レタリックBRODIE RETALLICK

■1991年5月31日生まれ、ニュージーランド・ハミルトン出身

■クライストチャーチボーイズ高校→ホークスベイ→チーフス→神戸製鋼コベルコスティーラーズ(2019年度入部)

■ポジション/LO

■2020−2021シーズンまでの公式戦出場回数/15

■代表歴/ニュージーランド代表81キャップ

ラグビーワールドカップフランス大会が終わった後、
やり残したことしにまた日本に戻ってきたいですね。
2シーズン、日本でプレーした感想は?

「日本のラグビーはレベルが高いですし、どのチームも強くなってきていると感じました。特にNTTドコモは昨シーズンと比べると全く違うチームになっていて驚きました。2シーズン、日本の速い展開のラグビーを経験し、自分自身成長することができたと思います」

「ジャパンラグビー トップリーグ2021」年間表彰式でベストフィフティーンに選ばれました。

「チームの結果は残念ですが、ベストフィフティーンに選んでいただいたことは素直に嬉しいですね。シーズンを通して良いパフォーマンスをしていたと認めていただいて、とても光栄に思います」

もっとも印象に残っている試合は?

「『ジャパンラグビー トップリーグ2020』第3節サントリー戦です。チームの戦術を理解し、日本のラグビーにも慣れてきて、パフォーマンスが良くなってきたと感じることができました。コベルコスティーラーズとサントリーはライバル関係だと聞いていましたので、そういうチームに勝つことができたことも嬉しかったですね。あと、今シーズン最後の試合になった『ジャパンラグビー トップリーグ2021』プレーオフトーナメント準々決勝クボタ戦も忘れることができません。この敗戦により、予定より2週間早くニュージーランドに帰ることになってしまい残念な気持ちになりました」

日本でやり残したことはありますか?

「コベルコスティーラーズで優勝できなかったこととコロナの影響でなかなか出かけることができなかったことが残念です。昨シーズンは京都と奈良に行き、神社仏閣を見て回りました。京都や奈良以外にも、北海道や子供を連れて東京ディズニーランドに遊びに行きたかったですね」

今後はニュージーランド代表として「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」を目指すのでしょうか?

「そうです。ニュージーランドに戻ってオールブラックスにまた選ばれるように頑張ります!」

ワールドカップが終わった後、やり残したことをしに、日本に帰ってきて、神戸でプレーする可能性はありますか?

「もちろんです!2シーズン、日本で楽しい時間を過ごすことができましたし、日本でプレーすることになったら、その時は神戸のジャージを着てプレーしたいですね」

チームメイトにメッセージをお願いします。

「あたたかく歓迎してくれて感謝しています。昨シーズンはチームに合流してから開幕まであまり時間がなかったのですが、みんながサポートしてくれたお陰で環境やラグビーに慣れていくことができました。ありがとうございました。コベルコスティーラーズは常に勝つことが期待されているチームですので、レガシーを大事にしながら取り組んでいき、来シーズンは他を圧倒するような強いチームを作っていってほしいと思います」

では最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

「コロナの影響で直接ファンの皆様とお目にかかれることができなかったですが、皆様の大きなサポートは常に感じていました。今シーズンは優勝を期待していただいていた皆様を裏切る形になってしまい申し訳なく思います。来シーズン、チームはまた強さを取り戻して、新リーグで優勝を達成してくれると思いますので、引き続きコベルコスティーラーズのサポートをよろしくお願いします」

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