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-Long interview-

2020/10/27 | 取材日:2020年10月13日

2020年度新加入選手インタビュー Part.4 李 承信選手

帝京大学で1年から試合に出場し、今年3月に行われた「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ2020」ではキャプテンとしてジュニア・ジャパンをまとめあげ、チームを初優勝に導きました。将来の日本代表候補として嘱望される李選手の「これまで」と「これから」に迫ります。

ダン・カーター選手を目指して
すべてを成長させていく

李 承信
Seungsin Lee

PROFILE

■2001年1月13日生まれ(19歳)、兵庫県出身

■兵庫県ラグビースクール→大阪朝鮮高級学校→帝京大学

■ポジション/SO、CTB、FB

■身長・体重/176cm・88kg

子供の頃はサントリーファンでした(苦笑)
−10月5日から全体練習がスタートしました。練習に参加し、どんなことを感じていますか?
「ワールドクラスの選手がたくさんいて、改めてすごいチームだなと思いました。トップレベルの選手と一緒に練習をして、いろいろなことが学べて日々成長を感じています。毎日が楽しくて充実しています!」
−神戸出身なんですね。
「神戸市灘区出身です。兵庫県ラグビースクールに通っていたので、子供の頃からよく灘浜グラウンドで練習をしていました。日和佐選手はスクールの大先輩で、チームに日本代表の練習着などを寄贈してくださって、試合で活躍すると日和佐賞としてそれらのアイテムがもらえるんです。高校生になるまではコベルコラグビーフェスティバルにも何度も参加しています」
−コベルコスティーラーズは身近な存在だったんですね。
「そうですね。小学生の頃は大畑大介選手が好きでした。初めてのトップリーグ観戦も大畑さんが出場していたノエビアスタジアムの試合でした」
−ということは、子供の頃はコベルコスティーラーズファンだったと?
「それが......小さい頃はサントリーが好きだったんです(苦笑)。強かったですし、ニコラス ライアン選手や有賀剛選手がかっこよくて憧れていました。ダン・カーター選手が加入してからコベルコスティーラーズファンになりました!」
ラグビー一家の末弟です
−最近コベルコスティーラーズファンになったんですね(笑)。ところで、李選手がラグビーをはじめたのはいつからですか?また、そのきっかけは?
「4歳からはじめました。父の影響で2人の兄がまずスクールに入り、僕もその後に続きました」
−子供の頃のポジションは?
「父や兄たちはフロントローなのですが、僕はずっとバックスで、センターやフルバックをしていました。とにかくトライを取ることが楽しかったです」
−サッカーもしていたと聞きましたが。
「スクールは週末だけの活動だったので、小学1年から中学3年まで部活動でサッカーをしていました。だけど、サッカーはラグビーのように好きにはなれなかったですね」
−サッカーの経験がラグビーをする上で活かされていると感じる部分はありますか?
「キックはサッカーの経験が活かされていると思います。あと、サッカーは相手がどこにいるのか、スペースはどこにあるのか、常に首を振って周りの状況を見てプレーしないといけません。そこはラグビーに活かすことができています」
−高校は大阪朝鮮高級学校へ進み、1年からレギュラーで活躍されていましたね。高校時代の目標を教えてください。
「兄たちが花園に出場していたので、僕も絶対に出たいと思っていました。ただ、1年の時も2年の時も大阪府予選の決勝で敗れてしまって...。3年の時に同志社香里に勝って花園出場を決めた時は嬉しかったです。花園では報徳学園に負けて2回戦敗退となりましたが、ずっと目標にしていた舞台でみんなに応援してもらって、良い時間を過ごすことができました」
−そして、高校卒業後は帝京大学へ。
「上から2番目の兄が帝京に進んでいたこともありますが、常勝チームはどんな雰囲気なのか、どんな文化なのかを知りたかったというのが大きな理由です。中学も高校も頂点に立つことができなかったこともあり、大学ではチャンピオンになりたいと思い、帝京へ進みました」
−それが一転して、海外へ留学しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
「大学ラグビーも想像していた通りレベルが高かったのですが、高校日本代表で海外のチームと対戦した時の衝撃と比べると...。このまま大学でラグビーを続けていても、成長できないのではないかと悩むようになってしまったんです。そんな時に、ジュニア・ジャパンに召集されました。『ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ2020』に出場し、パワーやスピードがあるフィジーやサモア、トンガと戦って、身体能力の高い選手と毎日練習すれば、よりレベルアップできるんじゃないかと思った。大学の卒業資格や将来のことなど、いろいろと考えましたが、ラグビーが好きなので、さらなる高みを目指してチャレンジしようと海外へ渡ることに決めました」
目標はワールドカップ出場!
−この秋からニュージーランドへ行くことになっていたんですよね。
「そうなんです。大学側と話し合って監督も僕の気持ちを理解してくれて、ニュージーランドへ留学することになったのですが、コロナの影響で行けなくなってしまって。どうしようかと考えていた時に、チームディレクターの福本さんに声をかけていただきました。コベルコスティーラーズは海外のチームと同じくらいレベルが高い。そういう環境でみんなと切磋琢磨することで成長することができる。コベルコスティーラーズでプレーできることに喜びを感じました」
−レベルアップさせたいところはどこですか?
「強みであるハンドリングやキックを含めて、すべてをレベルアップさせたいです。その中で特に伸ばしたいところはゲームメイク。アーロン・クルーデン選手やヘイデン・パーカー選手のプレーを見て、ゲームメイクの部分を学んでいきたいと思います」
−コベルコスティーラーズではスタンドオフに挑戦するのでしょうか?
「コベルコスティーラーズのセンター陣は国内のみならず世界屈指のレベルです。そのような先輩たちと一緒に練習や試合をすることで自分の成長につながっていくと思い、スタンドオフにチャレンジすることにしました。フルバック、センター、スタンドオフ、どこのポジションでも出られるように準備します」
−目指す選手像を教えてください。
「プレーだけでなく、人間性も素晴らしいダン・カーター選手のようなプレーヤーになりたいです!」
−ちなみに、ライバルは?
「リコーに加入した同い年のメイン平選手です。メイン選手は高校1年から高校日本代表入りし、ユース7人制日本代表にも選ばれ、その活躍に刺激を受けていました。御所実業を卒業後はニュージーランドへ留学したのですが、今シーズン、同じタイミングでトップリーグのチームに加入することになりました。彼とトップリーグで対戦することがとても楽しみです!」
−今後の目標を教えてください。
「日本代表に選ばれて、ワールドカップに出場することが大きな目標です!そのためには、まずコベルコスティーラーズで試合に出られるようにならないといけません。1月からはじまるトップリーグで試合に出て日本一に貢献できるよう頑張ります」
−では最後にファンの方々へメッセージをお願いします。
「生まれ育った神戸でプレーすることになりました。地元のファンの皆様に、良いプレーを見せられるよう、しっかり練習に取り組んでいきます。応援よろしくお願いします!」
−李選手の今後の活躍を楽しみにしています。

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