インタビューInterview

close-up KOBE -Long interview-

2019.02.08 | 取材日:2019年01月26日

退部選手インタビュー Part.1

取材日:2019年01月26日

来日前に掲げていた目標をすべて達成できました。
今後は、4度目のワールドカップ出場を目指します

アダム・アシュリークーパー
ADAM ASHLEY-COOPER

PROFILE

■1984年3月27日生まれ、オーストラリア・シドニー出身

■ブランビーズ(スーパーラグビー)→ワラターズ(スーパーラグビー)→ボルドー(TOP14)→神戸製鋼コベルコスティーラーズ(2017年入部/2年間在籍)

■ポジション/UTB

■2018-2019シーズンまでの公式戦出場回数/22

■代表キャップ数/117

−今の心境は?
「神戸製鋼という素晴らしい会社を代表し、良い仲間に囲まれて、2年間ラグビーができたことを誇りに思います。また、神戸という町も住みやすく、人々も親切で、大好きでした。チームを去ることは寂しいですが、また日本に戻ってきて、チームメイトやファンの皆様と再開できる日を楽しみにしています」
−1月24日に行われた納会の際、チームメイトに対して、「コベルコスティーラーズで優勝をすること、仲間を作ること、思い出を作ることという3つの目標をすべて達成できて感謝しています」と挨拶されていました。一番の思い出は何でしょうか?
「たくさんの思い出があり、どれもこれも忘れられないことばかりなのですが、一番をあげるとしたら、やはり優勝したことですね。春からのハードワークが報われましたから。それに、会社を代表してプレーできたこと、試合に出られなかったメンバーのためにプレーできたことも嬉しかったです。チームメイトと一緒に抱き合って喜びを爆発させることができ、最高の瞬間でした」
−決勝はアシュリークーパー選手の提案で、ベンチコートの下に神戸製鋼所の作業服を着て、グラウンドへ入りました。改めて、その思いをお聞かせください。
「春から我々は会社やチームの歴史を学び、スティールワーカーとして戦おうと気持ちを1つにしてきました。神戸製鋼所の作業服には、社員の方々の思いや震災から復興してきた歴史など、多くのことが込められています。それで、決勝では、会社を代表して戦う決意を示すために作業服を着ようと提案したんです。ゴリさん(福本正幸チームディレクター)も快く承諾してくれて、実現することができました。ゴリさんや作業服を用意してくれた会社の方々にも感謝しています。試合当日は、会場に入る前から作業服を着て、気持ちを高めていました。決勝は、皆がベストパフォーマンスを発揮し、パーフェクトな内容のゲームになりましたね」
−後半最初のアシュリークーパー選手のトライは、ご自身が松島幸太朗選手にビックタックルをしてから生まれました。あのタックルは素晴らしかったです。
「サントリーは、決勝に何度も進んだことがある強豪です。そして、松島選手は能力が高く、警戒すべきプレーヤーです。相手をリスペクトしているからこそ、集中力高く、一瞬の隙を見逃すまいとプレーし、あのようなタックルが生まれたのだと思います」
−優勝を確信したのはどの時点だったのでしょうか?
「キックオフの前に勝利を確信していました。ボクサーのモハメド・アリは、リングに上がる前から勝利を確信していたそうです。試合に勝つか負けるかは、ロッカールームで決まっています。自分たちがこれまでやってきたことを信じることができるのか、できないのか。決勝戦では、特別なことをするのではなく、自分たちがやってきたことをいつも通り遂行しようと話していましたからね。自分たちを信じてこれまでと同じプレーをした結果、勝つことができました。ただ、スコアがあれほど開くとは予想していませんでした」
−今シーズン、優勝できた要因はどこにあると思いますか?
「春から作り上げてきたチームカルチャーが素晴らしかったことが大きな要因だと思います。今シーズンは、誰のためにラグビーをするのか、何のためにラグビーをするのかが明確になり、全員が、昨日の自分よりも良い選手になろうと、努力していました。私の考えでは、良いチームカルチャーを持っているチームが優勝する。我々が今シーズン、優勝できたのは、チームカルチャーがどこよりも素晴らしかったからだと思います」
−ラグビースタイルでいうと、今シーズンは全員でボールを動かすニュージーランドスタイルになりました。オーストラリア出身のアシュリークーパー選手にとって初めての経験だったことと思います。
「変な感じでしたね(笑)。ニュージーランド出身の選手、コーチも多くて、初めての経験でしたが、とても楽しむことができました。でも、ニュージーランドスタイルに、オーストラリアのスパイスも効いていたと思いますよ(笑)」
−ダン・カーター選手と一緒にプレーしてみてどうでしたか?
「DC(ダン・カーター)とは、14年間、スーパーラグビー、テストマッチ、フランスリーグで対戦相手として試合をしてきました。今シーズン、同じチームでプレーできることを知った時は、ワクワクしました。DCが素晴らしい選手であることは、皆が知っています。判断、スキル、すべてのレベルが高い。今シーズン、彼と一緒にプレーできたことも最高でした」
−今後について教えていただけますか?
「スーパーラグビーのワラターズでプレーします。2月23日(土)に、東京・秩父宮ラグビー場でサンウルブズとの対戦がありますので、ファンの皆様にはぜひ会場に来ていただきたいですね。そして、今年9月、ワールドカップの時に、ワラビーズの一員として、日本に戻って来ることができるよう頑張ります!」
−では最後にファンの皆様方へメッセージをお願いします。
「ファン感謝パーティーの時に、多くのファンの皆様が、僕がチームを去ることに対して、寂しいと言ってくれました。その言葉が嬉しかったです。2年間、ファンの皆様の熱い応援からエネルギーをもらっていました。これからもコベルコスティーラーズのサポートをよろしくお願いします」

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