インタビューInterview

close-up KOBE -Long interview-

2018.10.30 | 取材日:2018年9月24日

新加入選手インタビュー Part.7

リチャード・バックマン選手とトム・フランクリン選手のインタビューをお届け。両選手はともにハイランダーズでプレーし、プライベートでも仲が良いそう。そんな両選手に、コベルコスティーラーズのこと、これまでの自身のパフォーマンスについてなどを伺いました。

体を張った下働きが持ち味。全力を出し切って勝利に貢献する

トム・フランクリン (右)
Tom Franklin

PROFILE

■1990年8月11日生まれ(28歳)

■出身校/セントポールズカレッジ高→オタゴ大

■過去の所属チーム/ハイランダーズ

■ポジション/LO

■身長・体重/200cm・115kg

トイメンには絶対に負けない!ディフェンスと運動量に注目を

リチャード・バックマン (左)
Richard Buckman

PROFILE

■1989年5月27日生まれ(29歳)

■出身校/ネイピアボーイズ高

■過去の所属チーム/ハリケーンズ→ハイランダーズ

■ポジション/UTB

■身長・体重/185cm・94kg

トップリーグでプレーすること
−7月20日に行われたスーパーラグビーのプレーオフ準々決勝に敗れた後、約5週間後にトップリーグ開幕でした。コンディションはどうだったのでしょうか。

フランクリン
「あちこちに痛みはありましたが、2週間のオフがあり、その間に随分と回復しました。コベルコスティーラーズの一員としてトップリーグでプレーすることを楽しみにしていましたので、開幕が待ち遠しかったです」

バックマン
「スーパーラグビーでは、怪我があり、数試合ほどしか出場できなかったので、試合に餓えている状態でした。早く試合をしたいという気持ちが強かったですね」

−バックマン選手は2シーズン、パナソニックワイルドナイツでプレーしていました。日本のラグビーの印象は?

バックマン
「スーパーラグビーは、フィジカルが強く、コンタクトが激しいですが、日本はスピードを重視していると感じました。展開が早くて、やっていて楽しかった。そういう良いイメージがあり、今回、再び日本でプレーすることに決めたんです」

−フランクリン選手は、今シーズン、日本でプレーするにあたり、トップリーグのことを聞いていましたか?また日本でプレーすることや住むことに対して不安はありませんでしたか?

フランクリン
「バッキー(リチャード・バックマン)や以前ハイランダーズで一緒にプレーしていたコージー(ヘイデン・パーカー)からトップリーグのことや日本での生活のことを聞いていました。それに、私自身、2014年秋にマオリ・オールブラックスの遠征で来日しています。その時に、人々の優しさに触れ、素晴らしい国だと感じました。ですので、住むことに対して、まったく不安はありませんでしたね。むしろ、母国以外の国で、新しい経験ができることに対して楽しみで仕方がなかったです」

−実際、日本での生活はどうですか?

フランクリン
「素晴らしいですね。先日もバッキーと一緒に奈良へ行ってきました。食事も美味しいですし、エンジョイしています」


コベルコスティーラーズについて
−バックマン選手は7月30日、夏合宿期間中に、フランクリン選手は8月12日にチームに合流しました。チームメイトの第一印象は?

バックマン
「夏合宿中だったので、みんなと過ごす時間がたくさんあり、すぐにとけ込むことができました。どの選手もフレンドリーで、居心地が良さを感じましたね。また、日本人も外国人も、能力が高い選手ばかり。2週間ほど、リハビリのため、別メニューをしていたので、早く一緒にラグビーの練習がしたいと思いました」

フランクリン
「とても歓迎してくれて、すごく良い印象を持ちました。プレーについては、皆、4月からトレーニングを積んできているので、フィットネスのレベルが高くって。みんなについていくことに必死でしたね」

−コベルコスティーラーズの目指すラグビーには、すぐにフィットしましたか?

バックマン
「早いテンポで展開するラグビーは、ハイランダーズでも目指していましたから。そういう意味では、すぐに慣れましたが、今シーズン初めて出場した第3節vsサントリー戦は、予想以上にハイスピードで、試合後は肺が潰れそうでしたね(苦笑)。久しぶりの試合でしたし、体力的にはきつかったですが、怪我からの復帰戦が、あのようなレベルの高い試合で、しかも80分間フル出場できたことは、自信になりました。また、昨シーズンのトップリーグチャンピオンであるサントリーに勝てたことも良かったです」

フランクリン
「ラグビー自体はハイテンポで、高いスキルが求められて、やっていて楽しいのですが、フォワードとしてはラインアウトやスクラムなどはメンバーのことをよく知らないといけないので、最初は難しい面もありました。正直言うと、今も適応している途中です」


プレーの持ち味は?
−両選手は2014年からハイランダーズでプレーしているので、お互いのことをよく知っていると思います。それぞれの持ち味を教えていただけますか?

フランクリン
「バッキーはハードワーカーで、どんな場面でも手を抜かない。特にディフェンスは素晴らしいですね。頼れる存在です」

バックマン
「トムも相当なハードワーカーですよ。常に体を張って下働きをしてくれる。でも、まだまだ成長できると思いますね!」

−と、バックマン選手から言われていますが(笑)。

フランクリン
「頑張ります(笑)!バッキーの言うようにブレイクダウンで体を張る下働きは、私の強みだと思います。あと、ラインアウトも自信があるのですが、神戸ではスローワーとジャンパーの連携のところで、まだお互いを理解し切れていないところがあり、良い形にはできていない。ただ、この部分については、徐々に改善されていくと思いますので、期待していてほしいですね」

−バックマン選手は、フランクリン選手が言う通り、ディフェンスが得意だと。

バックマン
「ディフェンスには自信がありますね。それと、ジャッカルも。私は何か抜きん出た能力があるタイプではないので、常にトイメンよりも運動量で上回ることやフィジカルで圧倒することを意識してプレーしています」

−これまでのところ(9月24日現在)、ご自身のパフォーマンスを振り返って、どうですか?

バックマン
「サントリー戦と第4節vsトヨタ自動車戦に出場しましたが、2試合目の方がタックルやジャッカルといった自分の持ち味を出すことができました。ここ数シーズン、怪我の影響で、80分間フル出場する試合がなかったので、感覚を取り戻しているところです。これからもっとパフォーマンスは上がってくると思いますので、楽しみにしていてほしいです」

フランクリン
「先ほど話したように、ラインアウトは、納得がいっていませんが、今後、時間が経つにつれ良くなっていくと思います。それ以外では、常に全力を出すことを意識し、ハードワークできている。これからも全力を出し続けて、勝利に貢献したいですね」


ポジションの変遷や子供の頃の憧れの選手について
−ところで、両選手のポジションの変遷などについて伺いたいのですが、両選手がラグビーをはじめたのは、いつですか?

フランクリン
「5歳です」

バックマン
「私も5歳からですね」

−ポジションの変遷は?

フランクリン
「最初はフランカーをしていたんですが、その後、センターでプレーし、17歳で急激に身長が伸びてからは、ずっとロックをしています」

バックマン
「高校時代は10番だったんです。それからセンターをして、ウィング、フルバック。そして気がついたら、ユーティリティバックスになっていましたね(笑)」

−その中でも好きなポジションは?

バックマン
「私は特別足が早いわけではないので、自分に合っていると思うのは、センターですね。タックルもできますし、ブレイクダウンに入る場面も多いので、好きですね」

−子供の頃に憧れていた選手は?

フランクリン
「カルロス・スペンサーや元フィジー代表のウィング、ルペニ・ザウザウニブカです」

−フォワードでなく、バックスの選手に憧れていたんですね。

フランクリン
「フォワードのプレーより、バックスのプレーの方がエキサイティングですからね(笑)。パス、ラン、キックといったスキルが高い選手が好きでした」

−バックマン選手は?

バックマン
「高校生の頃、スタンドオフをしていたので、DC(ダン・カーター)は憧れの選手の1人でした。だから、今、一緒にプレーしていることが信じられない!」

−ダン・カーター選手はどんな選手ですか?

バックマン
「知識も豊富ですし、高いスキルの持ち主です。しかも、誰よりも努力する。彼からいろんなことを吸収し、自分自身の成長につなげたいと思います」


今シーズンの目標は?︎
−では、今シーズンの目標をお願いします。

バックマン
「2年間所属したパナソニックで達成できなかったトップリーグ優勝です」

フランクリン
「私も優勝しかないですね」

−2015年に両選手はスーパーラグビーで頂点に立っています。優勝するためには何が必要だと思いますか?

フランクリン
「チームとして常に安定したパフォーマンスを出し続けることだと思います。また、自分たちがやってきたことをどれだけ信じられるか。特にプレーオフでは、みんなが同じ方向を向いて、自分たちのラグビーをやり切ることが重要になってきます」

−コベルコスティーラーズは、そのようなチームに近づいていますか?

バックマン
「サントリーというチャンピオンチームに対して、素晴らしいラグビーができました。トヨタ自動車戦では、すこしパフォーマンスが落ちてしまいましたが、どんな試合でも、みんながひとつになって高いレベルでプレーできれば、優勝できると思います」

フランクリン
「力のある選手がそろっていますので、自分たちを信じて、1週1週成長し続けていけば、頂点にたどり着ける。優勝することは簡単ではないので、常に成長し続けることが必要だと思います」

−最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

フランクリン
「いつも応援ありがとうございます。コベルコスティーラーズは、素晴らしいファンに支えられていると試合会場で感じました。これからもご声援よろしくお願いします!」

バックマン
「長い間、優勝トロフィーをチームに持ち帰ることができていないと聞いています。今シーズンはそのチャンスが大いにあると思いますので、ファンの皆様のためにも優勝を勝ち取りたい。スタジアムに足を運んでいただき、大きな声援でチームを後押ししてください!」


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