ASK THE KOBE STEELERS

一問一答

「ラグビーがうまくなりたい!」 「ラグビーを始めたい!」 などラグビーに関する質問や、トレーニングについてなど、選手に聞いてみたい素朴な質問に選手やスタッフがお答えします。

Q

東大阪ラグビ−スク−ル5年生で、ラグビ−をしています。
練習の時は、タックルが出来るのですが、試合では頭が下がってしまいます。
どうしたら頭が下がらずにタックル出来るようになるでしょうか?

(ゆうき)

A

LO伊藤 鐘史

わたくし、伊藤鐘史がご質問にお答えします。

「練習では出来るけど、試合では出来ない」ってことは、まだ練習が足りてないかもしれません。
試合では、色々な状況が起こりますし、普段よりも興奮状態にあるので、一つ一つのプレーを意識してやるのは難しいかもしれません。
なので、意識しなくても体が反応出来るようにするために、普段の練習があります。
いい癖がつくように反復練習に励んで下さい。

頭が下がってしまう点については、試合でタックルする時に背中が丸まっていないかコーチにチェックしてもらってください。
背中が丸まっていると頭をあげるのが困難になります。
ラグビーを始めて間もない頃、スクラムの姿勢をとってキープする練習をしたと思いますが、あの姿勢はスクラムに限らず、あらゆるコンタクトの局面で重要になる姿勢です。
意識しなくても出来るようになりましたら、あとは強い気持ちと自信をもって試合に挑んでください。
ラグビーを楽しみながら頑張ってくださいね!

Good Luck!

Q

自分はフランカーをやっています。
タックルに入るとき、足の踏み込みができず、受けたタックルになってしまいます。
どういう練習をすれば、しっかり踏み込んでタックルできますか?

(keisuke)

前川 鐘平

A

FL前川 鐘平

踏み込んだタックルは難しいですよね。私も自主的に練習していますし、コーチにももっと強いタックルをと言われています。

踏み込んだタックルをする方法ですが、やはり練習で体に刷り込んで行くしかないと思います。昨年チーフスに留学したとき、オールブラックスのFLメッサムも現在、東芝にいるラティマーもみんな練習後にタックル練習を自主的に行っていました。この高いレベルの選手たちでも地道な練習をしているんだと感動しました。

話は少しそれましたが、まずしっかり踏み込んで肩を強く当てる練習をしましょう。このときに背中が曲がっていないか、顔は下を向いていないか、踏み込む足、背骨、頭は同じ方向を向いて真っ直ぐになっているか。踏み込む足は相手と遠くないかなどに気をつけましょう。また、誰かにチェックしてもらうのも大切です。練習相手やコーチなどに見てもらってフィードバックをもらいましょう。

次に動く相手に合わせて強く踏み込む練習をしましょう。これもチェックしてもらいながら、さっきと同じ用に踏み込む足などに気をつけながら行いましょう。そして実践的な練習でチームのDFシステムの中でできるかどうか試してみましょう。毎日積み重ねることで、タックルの間合い、踏み込むタイミングがつかめるようになってくると思います。

しかし試合中のタックルすべてで踏み込んだ100点のタックルはなかなかできません。スティーラーズのFLは40%10回タックルしたら4回は強いタックルをしようと目標を立てています。

Keisukeさんも試合のときはぜひ目標を立ててやってみてください!良い成果がでることを願っています。

Q

FWをしている中学2年生です。
中学に入ってからステップを要求されるようにりました。ステップを上手くするにはどいしたらいいでしょうか?

(中2)

前川 鐘平

A

FL前川 鐘平

ステップをうまくなりたいということですね。

ではまず、いろいろな試合(海外・トップリーグ・大学・高校・中学)を見て
どんなステップがあるのか、自分がやってみたいステップはどんなステップなのかを研究してみましょう。
海外の7’sの試合などお勧めです。
研究して自分がどんなステップを踏みたいのかが決まれば後は練習あるのみです。
まずは動きの練習をしましょう。このときに左右両方にステップが踏めるように練習しましょう。次に相手を付けて1対1で実際に抜く練習をしてみましょう。この練習では相手にタックルされる間合いや、ステップを踏むタイミングを掴みましょう。1対1に慣れてきたら3対3や5対5など人数を増やした中でのステップを踏んでみましょう。最後は試合で踏めるようになれば完璧です。

練習あるのみです!頑張ってください!

Q

自分は、PRをしています。
175センチの110キロで大学進学を考えてます。
走れるようになりたいですが、どうすれば走れるPRになれますか?
スクラムも強くなりたいです。

(ニックネームなし)

山下 裕史

A

PR山下 裕史

まずは長い距離を走り、自分の体重を体に慣らすことが大事です。
長い距離を走れば下半身強化にもなりますし、ダイエット効果も得られます。
試合中、常に全力で走ることはないので、ここ一番のサポートやDFのポジショニングが遅れてしまわないように意識して走ることが重要になってくると思います。

ショートダッシュやダウン走などもトレーニングに取り入れてもいいと思います。
一番大事なのは、しんどい時にどれだけ仕事量を増やして走ることが重要になってくるので、次のポイントを目指して頑張って走ってください。
僕も頑張って走ります。

スクラムに関しては、テクニックよりも、色々な相手と数多くスクラムを組んで自分の引き出しを増やしていってください。フロントローが頑張れば、それ以上周りの選手は頑張ると思うので、全てにおいて楽しくチームを盛り上げて頑張ってください。

Q

中学でラグビーをしています。
中学の内に筋トレをすると身長が伸びないと聞いているのですが、
どのように筋トレをしたらよいのでしょうか?!

(誠也)

A

ストレングストレーナー西原俊一

筋力トレーニングをすると、身長が伸びないということはありません。 中学生は身体の発達に個人差があります。バーベルやダンベルを使った高負荷のトレーニングを最初から行うと、怪我をする恐れがあるので、まずトレーニングの導入としては自分の身体を負荷にしたトレーニングから行ってみてはどうでしょうか?
(例)スクワット→下半身の強化
   腕立て伏せ→上半身(胸の筋肉)の強化
   懸垂(ななめ懸垂)→上半身(背中の筋肉)の強化

トレーニングをしていく上でトレーニングフォームはとても大切です。
間違ったフォームで行うと怪我をしてしまう恐れもあります。
間違ったフォームでトレーニングを行わないように、まず先生・コーチにトレーニングフォームを確認し、無理のない回数から行ないましょう!

また、筋力トレーニングをした後は、しっかりとストレッチをしてください。筋肉を使ったままにしておくと、次の日の練習でいい動きができません。『しっかりと食事をとる』『しっかりと寝る』ことも筋肉をつける為には大切です。
『運動』『栄養』『休養』の3つの意識を高く持ちラグビーの練習、トレーニングを頑張ってください。

Q

こんにちは。
高校でスクラムハーフをしていますが、いい状況判断やゲームメイクをするにはどうしたらいいですか。右にほおるところで左にほおったり、スタンドにやるところで前にいる孤立したフォワードにやることがあります。 どうしたらいい判断ができますか。

(高校生)

A

SH田中大治郎

僕は、大学1回生からスクラムハーフに転向したのですが、その頃も同じ事で悩んでいました。良い状況判断するのって難しいですよね。
僕も今でも難しいなと思っているくらいです。

僕の場合、早いテンポでボールを捌いてゲームを動かすのが好きなタイプなので、どうしても早く捌こうとする分、判断を誤ってしまう事があります。
そこで僕が意識しているのは、ラックによる前に誰が、だいたいどこにいて、今どこにチャンスがあるのかを見れる「余裕」をつくることです。

おそらく、ボールを捌くことを優先しすぎて、ボールによってから誰にパスしようかと判断して焦ってしまっている事が多いのではないのかと思います。僕も、余裕をもたず、捌くことを優先してしまった時は誤った判断をする事が多いと感じます。
ラックによってから判断するのは難しいですし、よってから判断する分、球出しのテンポもワンテンポ遅くなってしまいます。ですので、ラックによる前にSOやFWのコールを聞ける、周りを見れる「余裕」をもてる様にしてください。

「余裕」というのは、優先順位を”ラックによる→周りを見る→聞く→判断する→パスをする” から”周りを見ながら聞く→判断する→ラックによる→パスをする”、に変えてみてください!それだけで、視野も広がって、裏のあいてるスペースが見えてきたり、DFのギャップが見れるようになると思います。

日本代表の田中史朗さんはこの一連の流れの判断が早くて精度も高いのでよくプレーを見て勉強しています。また、SHでゲームのテンポや流れが大きく変わってくるので、チームの戦略などを理解した上でBKやFWにもっとこうするべきだ、どうしてほしいのかを要求する事も良いゲームメイクができるコツだと思います。

僕自身も判断やゲームメイクの部分でまだまだ課題がありますが、同じSHとしてこれからも共に頑張っていきましょう!!!
まだまだ経験の浅い僕の考えですが、少しでも役に立ててもらえたらうれしいです。
ありがとうございました!

Q

僕は高校2年生でNo.8をやっているのですが、身長180センチ 体重80キロという体つきの割には、試合中になかなか突破することができません。
また、足が遅くて抜くこともできません。
どうすれば突破力が上がり足が速くなるのでしょうか?

(カズ)

A

LO前田大輔

突破力を向上させるには、身長180センチ体重80キロという体格であっても、
更に筋力アップすることで突破力は向上すると思います。
また、技術面でDFラインを突破する方法として私自身が意識しているのは、
相手DFのギャップを狙うことです。

相手に真正面から当たり突破するのもひとつの方法ですが、ボールを貰う前に相手をずらしたりなどしてスペースに走ることにより、高い可能性で前へ出れるようになります。

相手を抜くスピードを身につけるには、一瞬の瞬発力の速さを身につける練習をしてください。ラダートレーニングなどのSAQトレーニング(スピード、アジリティ、クイックネス)をすることをお勧めします。

なかなか思うような成果が出なくても、日々努力し続ければ結果はついてきます頑張って下さい!!

Q

南橋さんへ
僕は鹿児島でラグビーをしていますが、全国で活躍するにはまだまだ体が小さいのです。
南橋さんはいつもどのような筋トレをしていますか?教えてください。

(ゆうき)

A

CTB南橋直哉

体を大きくするために大切なことは3つあります。

1 筋力トレーニング
日々の計画(トレーニングメニュー)をしっかりと立て、上半身を鍛えたら翌日は下半身、その翌々日は体幹、そして身体を休めるという意味で休養をとる、というようなサイクルでトレーニングを行いましょう。

2 栄養
朝・昼・夕の3食の食事にはたんぱく質(肉や魚や卵など)を多く摂ることを意識しましょう。脂肪をつけたくなければサラダ(生野菜)などを一緒に摂れば脂肪がつきにくくなります。それからトレーニングの前には必ず軽食で炭水化物(オレンジジュース、パンなど)を摂るようにしましょう。

3 休養
トレーニングと栄養だけでは身体を大きくすることはできません。トレーニング後のセルフケアや早寝早起きを意識して、規則正しい生活を心掛けましょう。

この3つのことをしっかりと行えば、全国さらには世界で通用するような身体になれると思います。身体を鍛えるだけではなく、この3つの事を実践していく過程で「心」の部分も鍛えることができると思うので根気強く挑戦していってください。そして日本を代表する選手を目指し頑張ってください。

Q

この春、中学になります。ラグビーを続けたいのですが、自信が有りません。自信をつけるにはどうしたらよいですか?
弟もラグビーをしてます。バックスです。上手になりたいので神戸の人にいいアドバイスをもらいたいです。

(小学6年&3年)

A

WTB大橋 由和

君達はまだ小学生なので、自信なんて必要ないと思います。
まずは、ラグビーを楽しむ事、好きになる事が重要(じゅうよう)だと思います。

ラグビーには色んなポジションがあります。
小さくたって、足が遅くたってできるポジションはあります。
頑張って続けてみてください。続ける事で何かを見つけられるはずです。
その「何か」のために頑張って努力していると自然に人にも伝わります。
それで仲間との深い絆もうまれ、それは君達にとって一生の財産となります。

これからの人生でこのような場面は何度もあるはずです。
ところがその局面から目をそらしてしまうと、ずっと「逃げ」の人生となってしまいがちです。
大人になる前からこのような事に悩み、努力しようとする君達は、
必ず頑張れる人になれるはずです。
その「何か」を見つけるため、苦しいときもあるかも知れませんが、頑張って続けてみてください。

追伸:ちょっとアツクなりすぎました。ごめんなさい。

Q

こんにちは。
僕は東京の試合が出来るギリギリの人数の高校でBKリーダーをやってます。
FWとBKで別れて練習をすることがあるんですけど、どんなメニューがいいか教えてください!
いつもサインプレーの確認とパスを回す事しかしていません。
ヨロシクお願いします。

(東京の高校生)

A

正面 健司

サインプレーはもちろん試合で重要ですが、そのサインプレーも成功させるにはパスの精度や走り込むスピードが重要です。

ですから練習では基本のストレートランのパス練習を多めにするといいと思います。
2次3次攻撃の際にはストレートランができると相手はDFしにくいと思うのでとても重要です!

インゴールに向かってまっすぐ走れる選手になってください!!

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