074 祝・マン・オブ・ザ・マッチ選出 大石嶺選手インタビュー part.2

前回のインタビューでは、トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦でのマン・オブ・ザ・マッチ受賞の喜びやトップリーグ3試合について語ってくれた大石選手。後半は、ラグビーを始めたきっかけや持ち味であるタックルのコツなどについて直撃!これさえ読めば、誰でもタックルが上達する!?(取材日は9月22日)

★タックルは気持ちが肝心★
―大石選手は、イヤーブックの選手名鑑を見るところによると、小学1年からラグビーを始めたんですよね 。
「そうです。父親がラグビー好きだったこともあって、2歳上の兄と一緒に、家の近くの河川敷で練習しているラグビースクールに連れて行かれたんです。それがきっかけですね。それから中3までそのスクールに所属して、中学校の部活動ではバスケットボールをしていました。高校ではラグビー部に入りましたけどね」

―子どもの頃からポジションはセンターだったんですか?
「ラグビーを始めた当初はスクラムハーフだったんです。けどまったくパスした記憶がなくて(笑)。ボールを持ったら自分で走る!そんな子でした。なるべく早くボールに触れたかったので、スクラムハーフをしていたという感じだったんです。小学生の頃は、かなりすばしっこかったですね(笑)。それから高校に入って、センターをやりたかったんですけど、希望者が多くって、結局、スタンドオフを3年間しました。そして大学でようやくセンターをさせてもらえたんです。センターが一番慣れていると言っている割に、キャリアは短いんですよね(笑)」

―なぜそれほどまでにセンターにこだわったんでしょう。
「センターは自分で突破することもできるし、ディフェンス力も求められるじゃないですか。僕は昔からタックルに行くのがすごく好きだったんですよ」

―タックルは大石選手の持ち味のひとつですね。
「タックルは好きですね。大きい選手や強い選手がトイメンにいると、ますます『(タックルに)いってやろう!』と燃えますね(笑)」

―もしチビッ子ラガーにタックルのコツを聞かれたら何と答えますか?
「タックルは気持ちです!覚悟を決めてタックルに入れば、絶対に止めれますよ」

―覚悟というのは。
「目を閉じないで、相手を見て、しっかり目を開けて、顔を上げてタックルにいく。タックルを外す時というのは、だいたい目をつぶっていたり、下を向いていたりする時なんです。向こうもすごいスピードで走ってくる訳ですから、怖いんですよね。なので、相手をちゃんと見るというのは、かなり覚悟がいることなんですよ。そういう意味で、タックルは気持ちが大事だと思います」

―なるほど。タックルが好きになった理由というのはあるんですか?
「なんでかな。ないですね〜(笑)。子どもの頃から、怖いと思ったこともないですしね」

―今シーズンに限らず、これまでの試合で、会心の一撃というようなタックルはありますか?
「今シーズンの開幕戦(vs NECグリーンロケッツ戦)で、ブライス・ロビンスを止めたんですよ。試合が始まってすぐぐらいで、NECのラインアウトからの攻撃だったと思います。あのタックルはとても気持ち良かったですね!」

★全試合出場と優勝を目指す!★
―やはり強い選手を前にすると『いってやろう』となる訳ですね(笑)。大石選手には目標とする選手などはいるのでしょうか。
「元木さんですね。学生時代は目標とする選手や理想の選手というのはいなかったのですが、神戸に入って、元木さんのラグビーに対する姿勢に触れたり、プレーを間近で見て、すごいなと思いました。1つ1つの細かなプレーなど、同じポジションとしても学ぶべき点はたくさんあります」

―ラグビー選手として、夢や最終目標があれば教えてください。
「僕は将来、人にラグビーを教えたいという気持ちはあまりないんです。だからなるべく長く現役でプレーしたいなと思っているんです」

―その部分でも、元木選手は当てはまりますね。
「元木さんの年齢までプレーするというのは、うーん、想像を絶しますね(笑)。元木さんと僕は、ひと回り年が違うんですけど、後12年か…ホント、想像できないですね。けど、少しでも長く現役生活を続けたいと思っています」

―さて、これからまだまだトップリーグの試合は続きますが、今シーズンはどういうシーズンにしたいですか?
「まずは試合に出ることです。怪我人もこれから復帰してくることでしょうし、そこでコンテストに勝っていかないと。全試合出場を目標に頑張りたいと思います。そして試合に出たらチームを少しでも勢いづかせるようなプレーをしていきたいです。全力を出し切ります!」

―それと、優勝もですね。
「それはもちろんです。僕は今までのラグビー人生で日本一になった経験が一度もないんですよ。だから優勝したいですね。その喜びをグラウンドで味わいたい。今シーズンは、それが叶えられるように頑張ります!」

―では最後にファンの方々にメッセージをお願いします。
「ファンの方の声援が、僕らの力になるので、ぜひ会場に足を運んでもらって、応援に来ていただきたいと思います。最高のプレーで、皆さんのご声援にお応えします!」


戻る