インタビューInterview

試合後のコメント

2018.06.05 | 取材日:2018年06月03日

プレシーズンマッチ vs NECグリーンロケッツ戦のコメント

スミス総監督、ディロンヘッドコーチの体制となって、初となる試合が、成田市中台運動公園陸上競技場で行われた。対戦相手は、ディロンヘッドコーチの古巣でもあるNECグリーンロケッツ。メンバー表には、日和佐選手、児玉選手、ナエアタ選手、前田選手といった新加入の名前が見られた。「9週間やってきたことをしっかり出していこう」と、ディロンヘッドコーチ、前川キャプテンのもとでチームは1つになって、プレシーズンマッチ初戦に臨んだ。

風上のNECのキックオフではじまった試合は、神戸陣10mライン付近でノットリリースザボールの反則を取られると、さらに神戸陣22mライン付近でモールコラプシングと、いきなりピンチを迎える。その後のNECの神戸陣ゴール前ラインアウトからの攻撃は、粘りのディフェンスで凌ぎ切るが、7分、ハーフライン付近でインターセプトされ、先制を許す。ゴールも決まり、0−7に。10分にもインターセプトからパスを繋がれ、トライを献上。ゴールも成功し、14点を追いかける展開となる。苦しい立ち上がりとなったが、20分、コベルコスティーラーズがトライをあげる。NEC陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込むと、崩れたところでBKへと展開、細かくパスをつなぎながら縦をついて、最後はCTBバイフ選手が中央にトライ。SOイーリ選手のゴールも決まり、7−14とする。しかし前半のトライはこの1本のみ。風上に立つNECに有利に試合を進められ、自陣でのプレーが続く。そのような中で、2年目のWTB落合選手が素晴らしい突破を見せ、コベルコスティラーズファンが湧き上がる。35分、HO勝木選手が負傷し、長崎選手に交代するハプニングもあったが、残り時間、攻められながらもしっかり守り切ることができ、ハーフタイムへ。

PR山下(裕)選手から渡邉選手、SOイーリ選手から山中選手に変えて臨んだ後半。先に得点したのはコベルコスティーラーズ。10分、NEC陣22mライン付近でのマイボールスクラムからSH日和佐選手が素早くパスアウト、SO山中選手のループからチャンスを作り、その後のプレーで山中選手が抜け出すと、サポートしていたLO安井選手にパスが渡り、インゴールへ。ゴールも決まり、14-14と同点にする。13分、FL橋本(大)選手から橋本(皓)選手、SH日和佐選手から梁選手、15分にWTB山下(楽)選手から大橋選手と次々とフレッシュレッグが投入される中、17分には、ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、インゴールへとなだれ込んだところでLO安井選手が抑えて追加得点。ゴールも決まり、21-14に。18分、PR山﨑選手から塚原選手、LO中島選手からナエアタ選手、CTBアシュリークーパー選手から林選手が交代。その直後、代わったばかりのルーキー、LOナエアタ選手が魅せてくれる。NECのキックオフからボールをキープし、アタックを展開。神戸陣10mライン付近左中間のラックからSH梁選手からパスを受けたLOナエアタ選手が力強い縦への突破を見せ、相手のディフェンスを崩すと、数フェイズ重ねて、最後はSO山中選手からCTB林選手へとパスが綱がり、トライ。ゴールキックも決まり、28-14とリードを広げる。21分、キャプテンとしてチームを牽引したFL前川選手からルーキー前田選手がグラウンドへ。全選手が交代し、さらにギアを上げる。28分には、相手のパスが乱れたところで、こぼれ球をFL橋本(皓)選手が拾い上げ、そのまま30mを走り切って、試合を決めるトライをマーク。ゴールも決まり、35-14。30分には、神戸陣10mライン付近でターンオーバーされ、トライを許し、19-35とされるが、終了間際に、神戸陣10mライン付近でターンオーバーすると、LOナエアタ選手がまたしてもビッグゲイン、パスをつないで、最後はSH梁選手がグラウンディング。ゴールキックも決まり、42-19でノーサイドを迎えた。

初戦ということもありミスも多く出たが、見事、逆転勝利を収めたコベルコスティーラーズ。試合後のロッカールームでは笑顔が弾けた。FWとBKが一体となった素早い攻撃を再三展開し、ディフェンスもインターセプトからのトライ2本を含む、失トライ3とまずまずの内容に、ディロンヘッドコーチは「9週間ハードワークしてきたことをある程度出すことはできました。インターセプトからの2本のトライはいただけないですね。プレシーズンはポジティブなことばかりではありません。ネガティブな部分を修正していき、さらに良いものにしていきたい」とコメント。目指すラグビーをさらに磨き上げるべく、コベルコスティーラーズはチーム一丸となって取り組んでいく。

デーブ・ディロンヘッドコーチ、前川鐘平キャプテン、渡邉隆行選手、橋本皓選手、前田剛選手、日和佐篤選手、山中亮平選手、落合知之選手、児玉健太郎選手のコメントです。
  • デーブ・ディロンヘッドコーチ
    「この9週間、チームカルチャーとアイデンティティの構築をメインに、ラグビーコンディションを上げていくことをやってきました。今日のメンバーは、6月15日から開催の10人制の大会に出場する可能性が高い選手たちです。11日から開催地であるモーリシャス共和国へ向かいますので、10人制のメンバーは今日、試合をしないと10日のコカ・コーラ戦には出場することはできませんから。今日、特に良い働きをしていたのは、イシレリ、ルイ(タウムア・ナエアタ)、山中、落合ですね。今日の試合は、アタック、ディフェンス共に、良いところ、悪いところが出ました。まだまだやるべきことは多いので、さらに良いラグビーができるよう取り組んでいきます」
  • FL 前川鐘平キャプテン
    「速いテンポでパスをつないで、スペースに仕掛けてしっかりアタックし、ディフェンスでは周りとコミュニケーションをとって連携して前に出る。春からやってきたことを出そうと言っていました。できたところ、できなかったところもありましたが、勝つことができ、嬉しく思います。特に、グラウンドに寝ている時間をできるだけ少なくして、立っている人数を増やすという部分は良かったかなと。反省点は、ペナルティーのところ。試合中、修正していくことはできたのですが、レフリングへの対応が遅かったように思います。全体的に見ると、みんなが1つの方向に向かって、成長していると手応えは感じることはできました。若手はがむしゃらにやってチームにエネルギーを与えてくれていますし、新加入も豊富な経験を積んでいる選手が多いので、アドバイスをしてくれて、良い影響を与えてくれています。チームはとても良い雰囲気ですので、期待していてください!」
  • PR 渡邉隆行選手
    「ニュージーランド留学でフォーカスしていたのは、フィールドプレーの部分でした。グラウンドに出て元気な時は良かったのですが、今日は飛ばし過ぎてしまって…。疲れても、自分の良さが出せるようにしないといけません。スクラムもそう。元気な時はプレッシャーをかけることができたのですが、きつくなった時に2列目、3列目の選手とコミュニケーションが取れていなくて、タイミングがずれてしまったりすることがあって。フィットネスには自信があるのですが、暑さもあって、今日はバテてしまい課題がたくさん出てしまいました。まだまだ足りない部分が多いので、しっかりハードワークしていきます」
  • FL 橋本皓選手
    「個人的にはタックルにしっかりいって、良いディフェンスをすることと、バックローのミニチームで、ブレイクダウンで相手を倒すことを目標にしていたので、この2つにフォーカスしていました。タックルは、足がついていかなくて、ミスをしてしまう場面ありましたし、ブレイクダウンも満足はしていません。ただ(後半28分)トライについては、相手のミスボールに素早く反応できたのは良かったかなと。これまで公式戦にあまり出ることができていないので、今シーズンはレギュラーとして試合に出続けられるようにしたい。そのために、バックローとして必要なスキルをさらに磨いていきます」
  • FL 前田剛選手
    「出場時間は20分程でしたが、初めてのゲームだったので、緊張しました。試合では、自分の強みであるタックルと、終盤からの出場ですので、チームにエネルギーを与えるようなプレーを心がけていました。ただ、タックルした後にすぐに起き上がることができなかったり、外国人選手がフィジカルでゲインを切ってこようとする中で食い込まれてしまう場面があったり、課題も出て。もっと強いタックルを意識しないといけない。また、社員研修があり、チームの練習に参加してからまだ2週間しか経っていないので、チームがやろうとしていることにフィットしていないと感じることもありました。次のコカ・コーラ戦は出場のチャンスがあれば、1週間の中で、先輩とコミュニケーションをとりながら、チームにフィットしていき、良い準備をして臨みたいと思います」
  • SH 日和佐篤選手
    「赤いジャージを着て初めての試合。楽しかったです!チームが速いアタックを目指しているので、テンポよくボールを動かすことを意識してプレーしていました。暑くて、ボールが滑るということもあって、ミスが多く出てしまいましたが、全員が良いチャレンジをしていたと思います。前半の2つのトライは、形で崩されて取られたトライではありません。もちろんトライされたことは良くないですが、浅いラインで攻めようとしているので、どうしても相手と近いところでパスをしてしまうことになって、結果的に今日はインターセプトされてしまいました。パスする時の味方との距離、走りこむ深さなど、もっと精度を高めていかないといけません。僕自身は、まだまだ周りとタイミングなどが合っていないところがありますので、コミュニケーションをもっと取って、それぞれのプレーの特徴を理解していきたいと思います」
  • SO 山中亮平選手
    「スタンドオフは久しぶりですが、スタンドでもセンターでも、チームから必要とされているプレーを高いレベルでやろうと意識していました。前半は風下で、僕がグラウンドに入った後半は風上だったので、やりやすかったです。前半はエリアを取ることができず、自陣でプレーする時間が長かったので、後半はキックでエリアを取りながら攻めていこうと。後半はそれがうまくいき、リズムに乗っていくことができました。今日、チームとして特に良かったのは、サポートの部分。僕が裏に抜けても、しっかりサポートが来てくれて、そこからトライが生まれました。(後半10分)僕がパスをして最後に安井が仕留めたトライもそうですし、(後半20分)林にオフロードパスをつないだトライもそう。サポートに来てくれることによって、僕のプレーがいきてくる。練習中からパスをしたらフォローするし、誰かがディフェンスの裏に抜けたらサポートするということを徹底してやっているので、今日はそれをしっかり出すことができました。サポートの部分はチームとして成長を感じています」
  • WTB 落合知之選手
    「今日はウイングとしてトライという結果を出そうと気合いが入っていたのですが、フィニッシュまで持っていけなくて。そこは悔しいです。あと、自分自身の課題であるディフェンスも意識していたのですが、1回抜かれてしまって…。ただ、終わった後、試合中にずっとコミュニケーションを取っていたクーピー(アシュリークーパー選手)から、良かったよと言ってもらえたのは嬉しかったですね。個人的にはアタックもディフェンスももっとできると思っていますので、次に試合に出たら、レベルアップした姿を見てもらえるように頑張ります!」
  • FB 児玉健太郎選手
    「フルバックは大学4年以来です。ここ数年やっていなかったポジションなので、すべてが新鮮で、今日の試合は楽しみでした。でも、ミスが多かったですし、課題も出ました。特に周りとリンクして人をいかすプレーが一番の課題です。ウイングをしていたので、自分でボールキャリーすることは得意ですが、どうやって周りをいかしていくのか。パスするのか、ランなのか。判断とスキルの部分を身につけていきたい。また持ち味であるバネのある走りも今日はなかなか出す場面がなかったので、今後、もっと見せることができるようにしたい。まだまだ良いプレーができると思いますので、期待していてください!」

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