インタビューInterview

試合後のコメント

2018.01.16 | 取材日:2018年01月14日

総合順位決定トーナメント第2節 vs東芝ブレイブルーパス戦のコメント

サントリーサンゴリアスがパナソニックワイルドナイツを下して、2連覇を達成した翌日、コベルコスティーラーズの今シーズン最後の試合となる5位決定戦が行われた。

「優勝はない中で、しっかり勝って5位でシーズンを終えようと言っていました。また今シーズンで引退する選手やスタッフもいますので、そういう仲間の思いを背負って試合をしようと、練習から雰囲気は良く、チームはひとつにまとまっていました」と、ゲームキャプテンの山中。高い集中力で臨んだラストゲームは、開始直後から激しいタックルで相手ボールを奪うなど、気持ちの入ったプレーが炸裂。フィジカルが強い東芝に対して接点でプレッシャーをかけ、相手のアタックを封じ込める。前半13分には、東芝陣10mライン付近で出足の早いディフェンスによって相手の攻撃を止めるとボールを奪い、パスを繋いで、最後はSHエリスが右隅に先制のトライを決める。その後、立て続けに反則が出て、ゴール前まで迫られる場面があるものの、前キャプテンのFL橋本が相手の持ち込んだボールに絡んでノットリリースザボールの反則を誘い、ピンチを脱した。そして24分、再びディフェンスからトライが生まれる。CTB重の低いタックルが相手に突き刺さるとパスが乱れ、橋本がセービング、そのボールをエリスが拾い上げ、ディフェンスの裏へとキックを転がし、最後は前の試合でもトライを上げているWTB落合がインゴールで押さえ込み、追加得点。FBレイのキックも決まり、12-0とする。さらに31分、レイがトライをマーク、36分にはPGで加点し、22-0で折り返す。

後半に入ってからも、選手たちの集中力は落ちない。固いディフェンスで相手の前進を阻止し、自分たちのペースで試合を展開する。18分には、ハーフライン右中間でのマイボールスクラムからBKへと展開、中央に形成されたラックからエリスが抜け出し、ラストパスを受けたWTB正面が約40m走り切りトライ。2試合続けて先発出場のベテラン正面は、30分にも魅せてくれる。東芝陣10mライン付近で相手CTBが放ったパスをインターセプト、そのままインゴールに飛び込み、トライを決め、34-0。直後に東芝にトライを返されるが、34分、自陣から攻撃を仕掛ける東芝に対し、落合に代わってピッチに入ったCTBバイフが強烈なタックルをお見舞いし、ノックオンを誘うと、こぼれ球をFL安井が拾い上げ、そのままトライ。ゴールキックも決まり、41-7とする。その後、38分、42分と立て続けにトライを奪われるが、41-17でノーサード。コベルコスティーラーズは、総合順位5位で2017-2018シーズンを終了した。

試合後、マッケイヘッドコーチは「自分たちがなぜ今日試合をするのか、皆がしっかり考えて臨み、このような良い形で勝ち切ってくれた選手に対し感謝しています」と素晴らしいパフォーマンスを発揮した選手を労った。山中は「皆、モチベーションが高かった。それがこの結果に現れたのかなと。5位という結果ですが、良い試合でシーズンを終えたことは、来シーズンに繋がります」と話した。

開幕6連勝の後に、3連敗。ウインドウマンス明けの試合は1勝2敗1分という結果に終わったリーグ戦。怪我人が多く出たり、終盤に逆転を喫し勝ち切ることができなかったりするなど、苦しいシーズンとなったが、その中で、重をはじめ、渡邉、清水(晶)、落合といったルーキーが躍動した。

「若手が試合を経験し、ステップアップしてくれたシーズンだったと思います。今から来シーズンがとても楽しみですね」とシーズンを通じて大活躍だったエリスは話す。この悔しさを糧に若手からベテランまでがお互いに切磋琢磨し、来シーズンこそ頂点へ立てるように全力で取り組んでいく。

山﨑基生選手、安井龍太選手、アンドリュー・エリス選手、正面健司選手のコメントです。
  • PR 山﨑基生選手
    「最初からみんな気持ちが入っていて、うちのペースで終始試合をやり続けることができました。特にディフェンスをフォーカスしていて、途中まで相手を無得点に抑えることができたことが、良い流れを生んだ大きな要因だったと思います。スクラムに関しては、ウインドウマンス明けは苦しみましたが、徐々によくなっていき、今日は安定していました。ただまだまだ波があるので、来シーズンはスクラムの安定を一番にやっていきたいと思います。今シーズンもあたたかい応援をありがとうございました」
  • FL 安井龍太選手
    「チームとしても自分自身としても、今日の試合で引退する選手がいるので、チームメイトのために気持ちを全面に出して戦おうと言っていました。前半からしっかり体を当ててディフェンスをし、相手にやりたいことをさせなかったことが、勝てた要因だと思います。後半34分のトライは、トニー(トニシオ・バイフ)がいい感じに上がってくれて、相手にダメージを与えて、ファンブルしたボールを拾っただけ。トライできて、ラッキーだったなと(笑)。でも最後の試合ですし、何か爪痕を残したかったので、そういう意味では良かったですね。個人的に今シーズンは、パフォーマンスが良い時もあれば悪い時もあって波があったシーズンでした。コンスタントに良いプレーをし続けることができるようにならなければいけないと感じました。チームに関しては、連敗している時はしんどかったですが、最後のトーナメントの2試合を勝って終われたことは来シーズンに繋がると思います。優勝したサントリーや2位のパナソニックに対し、圧倒的に力で劣っているとは思いませんが、この2チームは取り切るところでトライを取ったり、ピンチの時に守り切ることができたり、気のきくプレーができる。神戸はそういう細かいところが足りないのかなって。そういう部分を来シーズン、積み重ねていきたいと思います」
  • SH アンドリュー・エリス選手
    「優勝決定戦ではありませんので、モチベーション的には難しい試合でしたが、今日の試合をもってチームを去る選手やスタッフがいるので、そういうメンバーのために、緊張感を持ってプレーし、良い試合をすることができました。今シーズンに関しては、前川キャプテンやフレイ(フレイザー・アンダーソン)といった選手が怪我をして戦線離脱したり、アンドリース(ベッカー)が出場停止になったりし、苦しい時期もありましたが、重やアキ(清水晶)、張、落合といった若い選手が頑張ってくれました。彼ら自身、試合を経験し、ステップアップしたと思います。来シーズンが楽しみですね。それに来シーズンはダン・カーターが加入します。彼はフランスから僕たちの試合を見てくれていて、神戸でプレーすることを待ち遠しく思ってくれています。僕自身も彼とコンビを組むのが今から楽しみです」
  • WTB 正面健司選手
    「後半18分のトライはサインプレーです。もともと違うサインが出ていたのですが、できるんじゃないかと声をかけました。今シーズンは、6トライと、全試合に出てもそんなにもトライできないので(笑)、トライをたくさんできたことはよかったですね。昨シーズンはなかなか試合に出ることできずに悔しい思いをしました。ただ自分の気持ちの持ち方もよくなかったと思い、今シーズンは試合に出られなくても、しっかり準備しておこうと意識していました。それが最後の2試合で良いパフォーマンスができたことに繋がったと思います。ただ、春からずっとスタンドオフをやっていたので、10番で出場したかったという思いも…。来シーズン、どのポジションをするのか分かりませんが、今シーズンより多く試合に出られるようにまた頑張ります!」

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