インタビューInterview

試合後のコメント

2017.01.16 | 取材日:2017年01月14日

ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第15節 vs サントリーサンゴリアス戦のコメント

前節のクボタスピアーズ戦で敗れ、4位が確定したコベルコスティーラーズ。今シーズン、最後の試合は、ノエビアスタジアム神戸で開催のホームゲーム。対戦相手は勝てばトップリーグ優勝が決まるサントリーサンゴリアスだ。「我々は失うものは何もない。思い切った試合をするだけ」とクボタ戦の後、話していたマッケイヘッドコーチ。

試合は序盤からコベルコスティーラーズがサントリーのアタックを阻止しようとブレイクダウンで激しくプレッシャーをかけていく。 9分、サントリー陣22mライン付近スクラムからFW・BK一体となった連続攻撃を仕掛けて、最後はLOベッカーが先制のトライ。さらに13分にもPGで加点し、8-0とする。幸先の良いスタートを切ったコベルコスティーラーズは、強力スクラムのサントリーに対して、この部分では苦戦を強いられるものの、身体を張ったディフェンスで相手アタックを止め、得点を許さない。しかし22分、ゴール前での相手ボールスクラムからBKに展開し、トライを献上、ゴールキックも決まり、8-7に。今シーズン、全勝のサントリーに五分の戦い。ここで1点差を詰められたが、地元のファンの方々のために勝利をプレゼントしようと、コベルコスティーラーズは、アタックでもディフェンスでもフィジカルを全面に押し出した戦いで奮闘する。あっという間に時計の針が進み、このまま折り返すのかに思えた前半終了間際、神戸陣10mライン付近の相手ボールラインアウトからBKへと展開するとCTBに大きくゲインを切られ、パスを繋がれて逆転のトライを許してしまう。ゴールキックも成功し、8-14で折り返す。泣いても笑っても、今シーズンの戦いは残り40分。

再逆転を狙う後半、先に得点したのはサントリー。3分、ハーフライン付近の相手ボールラインアウトからフェイズを重ねられ、トライを奪われてしまう。ゴールキックも決まり、8-21。リードを広げられたが、直後のリスタートのキックオフをマイボールにすると、CTBバイフがゲインを切り、パスをつないで、最後はSHエリスからパスを受けたCTB山中がディフェンスを切り裂き、インゴールへ。ゴールキックも決まり、15-21と6点差とする。その後もチャンスは続き、相手陣へと攻め込むコベルコスティーラーズ。12分には相手にシンビンが言い渡され、優位な状況となる。だが、ここからトライラインが遠い。サントリー陣ゴール前のマイボールラインアウトからエリスがWTBフレイザーに合わせてキックを上げるが、インゴールで相手にキャッチされてしまったり、マイボールスクラムを押し込まれてターンオーバーを許してしまったり、得点することができない。逆に18分に、PGで加点され、15-24とされる。19分には、この試合を最後に現役引退を表明しているCTBフーリーが投入されるが、なかなか局面を打破することはできない。38分にもPGを許し、15-27でノーサイド。サントリーの優勝を目の前で見届ける結果となってしまった。

試合後、マッケイヘッドコーチは「今日の勝利を含めて、サントリーは今シーズン、コンスタントに強さを発揮したチームだった」と賛辞を贈った後、「神戸はチームとして、個人としても、今日はレベルの高いパフォーマンスを披露し、いいコンテストをしていた。選手たちを誇りに思う。就任当初に掲げた目標に対し、そこに近づけていこうと邁進していき、最終的に4位という結果になったが、今日はファンの方々の前でいいラグビーを見せることができた」とコメント。また来シーズンに向けて「これまでのラグビーからアタッキングなスタイルへとシフトチェンジしていった1年だった。それを今後、高めていきたい」とアタッキングラグビーのさらなる成熟を誓った。

今シーズンは出来不出来の波が激しく、安定した強さを発揮することはできなかった。しかし主将の橋本は「マッケイヘッドコーチが6月から指揮を取り、約7ヶ月。4位という結果に満足はしていませんが、みんな、本当に頑張ってきました。今日の試合は来季に繋がるいいゲームだったと思いますし、今後はマッケイヘッドコーチが目指すラグビーをより深めていきたい」と前を向く。この経験を糧にし、コベルコスティーラーズは大きく飛躍を遂げ、来シーズンこそファンの皆様方の期待に応える。

金井健雄選手、ジャック・フーリー選手のコメントです。
  • HO 金井健雄選手
    「セットプレーでは相手に優位性があると見ていたので、今日は1対1の勝負で負けないことをテーマに掲げて試合に臨みました。ディフェンスで激しくプレッシャーをかけて球出しをスローダウンさせたり、アタックではフィジカルで激しく前に出たり、五分に戦うことはできたと思います。ただ悔やまれるのは、後半、サントリーにシンビンが出た後でのゴール前のマイボールスクラム。押されて、ターンオーバーを許してしまって。あそこでBKにいいボールを供給し得点することができていれば、流れが変わっていたかもしれません。古巣の優勝に対しては、4年間、苦しんできて、結果を出した。素直に祝福したいと思います。今シーズンは移籍1年目ということで、自分のプレーを正確にし、周りの信頼を勝ち獲ろうと思っていました。それに関して、少しはできたかなと。あとは僕はチームを勝たせたいという思いがありますので、神戸が優勝するために何が足りないのかを再確認した1年となりました。僕はチームを外から見られる立場ですので、来季は、こうしたら勝てるという感覚や思いを伝えていきたいと思います」
  • CTB ジャック・フーリー選手
    「前節はネガティブな結果に終わってしまったので、今日は自分たちのスタイルをポジティブにやり切ろうと臨み、それができた試合となりました。私自身もポジティブに臨むことができました。日本でプレーした6年間(コベルコスティーラーズでは5シーズン)で日本一を経験することはできませんでしたが、優勝することだけでなく、この期間は自分がどれだけ楽しめるかも重要でした。そういう意味では日本にいる期間は、ラグビーも生活もとても楽しめました。(現役引退を決めた理由は?)19歳からキャリアを積んできて、メンタルやフィジカル面で疲れが貯まっています。特にここ数シーズン、怪我を繰り返していて、自分のプレーをするのが難しく感じていました。今、現役を退くことはベストの選択。今後は南アフリカに帰って家族や友人とゆっくり時間を過ごした後、コーチングの勉強をしたいと思っています。もちろんコベルコスティーラーズからスポットコーチなどのオファーがあれば引き受けますよ。コベルコスティーラーズに対しては、常にあきらめずに戦えるチームになってほしいと思います。そしてコベルコスティーラーズファンの方々には、5シーズン、応援していただき、ありがとうございました。優勝という結果を出すことはできませんでしたが、どんな時もあたたかいサポートをしてくださる皆様方に対し、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもコベルコスティーラーズの応援よろしくお願いします!」

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