インタビューInterview

close-up KOBE -Long interview-

2017.11.30 | 取材日:2017年11月16日

木津武士選手インタビュー「怪我なく良いコンディションを保ち、アピールし続けて、日本代表復帰を目指す!」

今シーズンも開幕戦から全試合に出場する入部7年目の木津武士選手を直撃!日本代表のことを中心に、12月2日から再開されるトップリーグ終盤戦の戦いに向けて意気込みなどを語ってもらった。

木津武士
TAKESHI KIZU

PROFILE

■1988年7月15日生まれ(29歳)、大阪府東大阪市出身

■東大阪市立小阪中学校→東海大仰星高校→神戸製鋼コベルコスティーラーズ(2010年入部)

■ポジション/HO

■身長・体重/183cm・114kg

■2016-2017シーズンまでの公式戦出場回数/76

■代表キャップ/44

怪我以外で初めて経験する代表落ち
−ウインドウマンスに木津選手が灘浜グラウンドにいる。不思議な感じがしますね。
「そうですね。神戸に入った年に開催された2011年ニュージーランド大会はメンバーから外れましたけど、その後は選んでもらっていましたから。日本協会のホームページのレポートなどを見て、自分の姿がないことに寂しさを感じますね」
−今シーズンの開幕前に話を伺った時、トップリーグの試合でしっかりアピールして秋には代表復帰を果たしたいと話してくれていましたが...。
「外れたことは、正直言って、かなりショックでした。春の日本代表は、サンウルブズの遠征中に怪我をしてリハビリ中でしたし、選ばれない理由がありましたが、今回は、9月、10月に行われたNDSキャンプや強化合宿にも参加し、しっかり練習をしていました。それにトップリーグにも全試合出場しています。これまで外れた時はどこか怪我をしていたので、仕方ないと思えていました。でも今回は...。外れたということをしっかりと受け入れて、自分に何が足りないのか、ジェミー(ジェミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ)に聞いていますので、それをできるようにやっていきたいと思います」
−ジョセフ日本代表ヘッドコーチにはなんと言われたんですか?
「まずトップリーグでもよくやっているとポジティブな言葉はかけてもらいました。ただ世界選抜との対戦の前に、日本代表は戦術を変えたんです。この戦術ではアタックの時にHOとNo.8が重要な役割を担っていて、運動量が必要になってくる。セットプレーに関しては、僕はリードもできるし、精度も高いと言ってもらっていますが、その新しいことに関して、選ばれた2人と差があったと。運動量のところは、2人に勝てるとは思っていないので、できるだけ近づけるようにしていきます」
−今回日本代表に選ばれた堀江翔太選手や坂手淳史選手(共にパナソニックワイルドナイツ)といったライバルについて、どのような思いがあるのでしょうか。
「堀江さんはちょっと別格かなって。坂手や日野剛志(ヤマハ発動機ジュビロ)といった若手が台頭してくることは代表にとっては良いことなんですけど、まだ僕の方が上かなって思っていたんですよね(苦笑)。もちろん今も負けているとは思っていませんけど、これが現実なので。だけど、こうじゃないといけないと思うんです。大学3年で初めて日本代表に選ばれて、それから9年間ずっと代表にいて、選ばれることを当たり前に感じていました。そういう意味では堀江さんは本当にすごいんですけど...。今回、代表から外れて、火がつきましたね!このまま代表復帰を諦めるのは簡単ですし、そういう気持ちになったら消えてしまう位置にいると感じています。でも、2019年日本大会に絶対に出場したいと思っていますから、諦めずに頑張ります!」


−ちなみにオーストラリア代表戦はご覧になられていたのでしょうか?
「オーストラリア代表戦は堀江さんが怪我をしていて、急遽招集されたんですが、結局、出番がなくて、試合はスタンドで見ていました。『なんかやらかせへんかなー』って思っていたんですけど(笑)、堀江さんも坂手も、いいプレーをしていましたね。これから日本代表はフランスで、トンガ代表、フランス代表と対戦しますけど(取材はトンガ代表戦の前)、この2試合もしっかりテレビで見ますよ。何かあれば、招集されるかもしれないですし。いつ呼ばれてもいいように準備しておかないといけないと思っています」
−木津選手の日本代表への強い思いはどこから来ているんでしょう。
「相撲を辞めて、ラグビーの道へ進むことに決めた時に、最低でも日本代表に選ばれるよう、親父に言われたんです。だからラグビーをする以上は常にトップレベルでプレーしないといけないなって。そう思いながらやってきて、2009年から日本代表に選んでもらって、いつかはこういう時が来るとは思っていたんですけど、ちょっと時期が早かったかな(苦笑)。でも2019年まで2年あるので、その間に評価をひっくり返すことはできる。2年間、怪我なく良い状態を保ってアピールし続けて、チャンスをもらった時に求められるプレーができるようにしたいですね」
−コベルコスティーラーズの選手が1人も日本代表に選ばれていないことに対し、ファンの方も寂しく感じていると思います。木津選手の日本代表復帰を期待しています!
「昨年11月に秩父宮で行われたアルゼンチン代表戦以来、日本代表のジャージを着ていないですからね。もう1年以上、代表のジャージを着ていない。今回選ばれなかったことをプラスに考えて、課題である運動量のところなどを上げていき、代表復帰を目指します!」


もうひと花咲かすために、中身も変えていく!
−ところで、第9節までのトップリーグの戦いを振り返っていただきたいのですが。
「開幕から自分自身もチームも調子は悪くはなかった。セットプレーも安定していました。ただリコー戦に関しては、ラインアウトが崩れてしまって。あれは相手のラインアウトディフェンスが良くて競られてしまって、それに僕のスローイングも良くなかった。負けた試合は、僕自身の調子も良くなかったように思います。パナソニック戦は、相手にやりたいようにやられて...。パナソニックに対してフィジカルが強いとか感じないんですが、スペースにキックを蹴られて、トライされて、どんどん点差が開いていく。ベリック・バーンズのゲームコントロールがただただうまいなって。今シーズン、9試合を戦って感じたのは、もう1つ高いレベルに達するには、自分自身も、チームも、ひと皮むけないといけないのかなって。チームは3連敗してしまいましたし、僕自身は代表入りを逃してしまった。このままだったらあかんのやろうなと、何かを変えないといけないと思っています」
−例えば、どんなことを変えようと?
「今回、代表から外れて、山中(亮平)に相談したんですよ。『代表にも選ばれなくなって、俺、このまま消えていくんかな』って。そうしたら、あいつに、何かを変える1つとして、まずチームでの発言を増やせばいいんじゃないかと言われたんです。これまで僕は積極的に発言したり、チームを引っ張ったりするようなことは一切してこなかった。そういうキャラじゃないし、面倒臭いなって。そういう気持ちが勝ってしまって、リーダー的な仕事は避けてきていたんです。それは代表でもそう。44キャップもありますし、リーダーグループに入ってもおかしくないんですが、そういうのは好きではないと言っていて...。それもダメなのかなって。また代表の話に戻りましたけど、もうひと花咲かすためにも、中身というか、取り組み方や姿勢も変えていこうと思います」
−終盤戦では、これまでと違う木津選手が見られそうですか?
「そうできるよう頑張ります!」
−では最後に終盤戦に向けての意気込みをお願いします!
「残り4試合、もう負けることはできません!チームの勝利に貢献できるよう、良いプレーをしたいと思います。そうすれば日本代表復帰も近づいてくる。個人としてもチームも良い結果を残せるようにしたい。ファンの皆様、終盤戦も応援よろしくお願いします!」

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